チャオ!【ドッグライフデザイン アプリシエ】
メンテナンスドッグマッサージ®スクール校長 櫻井裕子です。
今日はアメブロのアクセス解析で見ると人気記事上位に上がってくる過去記事をリライトしてお届けしています。
ワンちゃんの痛みのサイン気がついていない。
メンテナンスでマッサージしてあげた方がいいのにその必要性に気がついていない。
ワンちゃんからは、歩き方や姿勢からバリバリ!のサインが出ているのに
歩き方がピョコピョコしていてかわいい!
(腰や足が痛いのかも知れないのに…)
筋肉の付き方がマッチョで素敵!(筋肉がこって硬くなっているかも知れないのに…)
座り方がかわいい!面白い!(股関節やお膝が痛いのかも知れないのに……)
また、逆の意味でとらえちゃってる場合もあるみたいです。
いつもは歩くスピードがゆっくりで足が痛そうなのに今日は速く歩けて元気みたい
(速く歩くのは足の痛みがいつもより出ていることも考えられるんです)
思い込みを外してワンちゃんのことを見るという習慣が必要かも知れないです。
私の経験も交えて、ワンちゃんの歩き方や姿勢が「普通ではないとき」のサインを
整形外科の獣医さんたちも使っている基準を用いて
今日から時々書いてみようと思います。
今日は
あれ?うちの子O脚(がに股)かも?
あれ?X脚かも?
と思ったら、考えられる症状とおうちでできるメンテナンスドッグマッサージ®のワンポイントレッスンです。
私がよくお見かけするのは
O脚のワンちゃんは膝蓋骨脱臼の内方脱臼(内側にお膝のお皿が外れる)←小型犬に多い
X脚のワンちゃんは膝蓋骨の外方脱臼(お膝のお皿が外側に外れる)←大型犬に多い
というケースです。
出典:「 犬の解剖 カラーリングアトラス」
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私は特に小型犬の膝蓋骨脱臼のワンちゃんのマッサージを担当させていただくことが多いため、
内方脱臼のワンちゃんと会う機会が多いんです。
内方脱臼でO脚になっていると、かかとの向きが外側に向きやすく、足の外側に負荷がかかり、筋肉も外側の筋肉が張ってきます。
逆に外方脱臼の場合は両方のかかとが内側にくっつくように向きやすく、内側の筋肉が張りやすくなってきます。
立ち姿の見た目でも判断できますけど、
足の裏を見てみてあげてください。
肉球が外側や内側にへこんだ形に変形しているワンちゃんがいます。
外側にへこんでいる場合は、長年外側に体重をかけていたことが想像できます。
内側にへこんでいる場合も、長年内側に体重をかけていたことが想像でき、
どちらの場合も立ったときの体重のかけ方に独自の癖がついていることが推測できます。
内側もしくは外側に体重をかけているのが片寄っている場合は
指をひねってみてください。
外側にひねるのがひねりくいなら外側を多目に、
内側にひねりにくいなら内側を多目にひねります。
ワンちゃんの指で解説するよりわかりやすいので
大型犬の気持ちになって、メンテナンスドッグマッサージ®スクールの生徒さんが試してみました。
(Youtubeの動画をポチっと再生してみてね)←音が出ます
長年の体重のかけ方に自分流の癖がついてしまったときに
もう一度本来の正しい体重のかけ方や立ち方を思い出してもらうきっかけになると思います。
靴の底が外側ばっかり、もしくは内側ばっかりすり減ってしまう飼い主さんにもおすすめですよー
気になるようでしたら、獣医さんの診察を受けてみて、
マッサージをしてもよい状態でしたら試してみてはいかがですか?